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  耳式体温計  
 
   
 
  ○概要

 星が放つ赤外線の量を測ることで、星の温度を測る技術がある。その技術を転用して、鼓膜の温度を測り、わずか1秒で体温を測れる体温計が耳式体温計である。

○展示について

 今回の展示では比較対照型のパネルを用いて行った。来場者にボタンを押してもらうとまずパネル上部に取り付けれた赤色発光ダイオード(以下LED)がから観測所に向けて点滅を繰り返す。LEDは赤外線に見立てたもので、これを半球状のアンテナをもつ観測所が受けて温度を表示する。さらにもう一度押すと下部のLEDも同様に男の子の耳から今度は耳式体温計に向けて点滅を繰り返し体温を表示する。このようにして、男の子の耳からも同様に赤外線が出ていることを視覚的に理解してもらい温度を測る技術と耳式体温計の共通点を強調した。

 なお、これらの制御はPICと呼ばれるマイコンを使用しており「動き」のある展示に小さな子供はとても興味を示し、また「1秒で測れる」という事実に親たちは関心を寄せていた。宇宙技術との関連性について「すごいね!」「知らなかった」などイベントの趣旨を反映した感想が寄せられた。
希望する方には実際に耳式体温計を試行してもらったが、ボタンを耳に当てる前に押してしまったり、本体を傾けて測るなどして正しく計測できなかった場面があった。脇に挟んで体温を計測するタイプの体温計を使用している来場客が多く、また耳式体温計の存在は知っていてもたった1秒で測れることまで知っていた人はわずかであった。

 
   
 
 
   
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