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〜一瀬泰啓さん(2)〜

一瀬さん:

そうすると、なんで俺の言うことをきかないんだよって、子供たちにそういう態度を取ってしまい、子供たちの反応が悪くなり、私に跳ね返ってきて、ちょっと疲れちゃったときがあって、これから続けようか、活動をやめようか迷ったり悩んだりしたんですが、あの時は中学生達ですね、3人ほどつれていったんですけれど、彼らが私が出来なかった分をやってくれて、なんとか教室が出来たんです。

 
 それをPTA活動の時にお世話になった先生に正直にぶつけたんですね。そしたら、それはあなただけじゃない、教師も同じだと、こうしなければならない、こうすればこうなるはずだという人間を機械みたいに扱ってしまうと、疲れてしまう、挑戦っていう心を忘れてしまう時に自信をなくしてもらう教師が多いって。その時は誉めてもらえましたね、やっとおまえもそこまで来れたかって、やっとはなしができるぞって。そういう励ましをしてくださる方がたくさんいらっしゃるんですよ。これは偶然ではない、必然だと思いましたね。

 
あの難関を越えて、ホントにいろんな人から声をかけていただきました。そうそう、このロケットの開発当時、その時は斜めに飛ばしていたんですけれど、最後の最後に逆方向に飛んでいっちゃったんです。その方向には幼稚園があって、朝の園児がたくさんいるときにバーンと飛び込んで言っちゃったんです。たまたまあたらなかったからよかったんだけど、あたったら大変なことになっていただろうし、そのとき自信を心の中でなくしたんですよね。でもそのとき何歳の子だったかな、おっさんに対して、とことこってやってきて、がんばってねって!いってくれたんです。そのとき、えーって思いましたね。

 
 あの一言がなかったら、自分はできなかったかもしれない。順風満帆にはできてません。周りは応援してくださるけれど、本来の業務とは違う所を勧めていくのは、それを良く思わない人もいますしね。実はそのときすごく辛い時期だったこともあって、子供たちが投げかけてくれた言葉ってのはすごく嬉しかったです。それを偶然だっていうひともいるけれど、必然だと思いますね。きっと同じ思いをして活動をされている人にとってみると、あきらめるのは簡単、やめちゃうのも簡単。でも、続けていけばきっと救ってくれる人はいるのかなと思います。

LiS:


大人達、中学生、先生方、そして障害者の皆さんも含めて、活動されることを目指されていらっしゃいますが、今後の活動の方向、目指すものを教えてください。

一瀬さん:

 私はどうしても、ロケットを廃材で作りたかったんですね。新しいもので作ったほうが大量にやった場合きっと安いはずです。でも、廃材を集めて、洗って、加工して、すごく手間隙がかかってしまう。こちらができないできないといっていると、向こうから手をさしのべてくださったのが、知的障害を持った方々です。彼らが相談に乗ってくださって、ボランティアがたくさんいるし、障害者の方々も仕事を求めていたんです。それで、ニーズがあって、安定してペットボトルの廃材を供給できるようになりました。7,8,9月で毎月400本のロケットが子供たちの手に渡ってます。3ヶ月で1200個、2400本。それは私だけでは洗えなかった。うまくニーズが合わさった結果です。

 更に、中学生のボランティアの子達もロボコンとかそういうイベントに参加している子はたくさんいます。でもそれを学んでどうするんだって考えた時に、社会貢献が出来るんじゃないか、ボランティアの現場に彼らを連れて行ったときに自信をもってもらったりできるんじゃないかって思ったんです。

 例えば、「俺、ロケットうまく作れます」って自身があるときも、もっとうまく作れる人がいるものです。そうした時は、「俺ロケット作るのうまいんだ」っていえなくなってしまいますよね。でもそのときに社会貢献として、身に付けたロケットをしっかり作って、それをさらに小さい子供たちに教えて、その子供たちが上手に作れた、喜んでくれた。その自信ってのは、NO1じゃなくても人にいえる、こんなかたちでも子供たちに喜んでもらえるんですよ。中学生から「自分達よりもさらに小さい子供たちに教えてみたい気持ちになった」、っていってもらえる、そういう連携って嬉しいですね。

 もっともっとニーズに敏感な人達の中には、例えばお笑いのひとたちがいますよね。どうしたら、笑ってもらえるか、私もそういうところがあって、子供たちにどうしたら喜んでもらえるか、そういったところが気持ちの奥底にあり、大事にしていけたらって思います。
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