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〜大貫美鈴さん(3)〜
 

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宇宙の「食」について
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LiS:

宇宙食データ、宇宙飛行士や専門家のインタビューを通して、宇宙食に要求される用件をまとめていらっしゃいましたが、どんなことをされていたのでしょうか?

大貫さん:



宇宙食の研究では、今後日本食を中心とした新たな宇宙食がラインアップされれば、食を通じて日本の食品加工技術やデザインを含むパッケージ技術、和食文化をアピールできる機会になるのではないかということで提案しました。 

宇宙飛行士インタビューを通じて宇宙食の現状とともに、これからの宇宙食に期待されていること、食べたいものを知ることができました。

宇宙での「食」
©NASA
人気のメニュー像としては、麺類、カレー、米料理、汁物、豆腐料理という日常生活になじんでいるもので、これらは「具」次第でそれぞれ多種多様なバリエーションを生み、季節感も出すことができます。また、予想通り、生鮮食品を食べたいという強い要望がありましたが、長期保存が困難なため、特殊な加工技術を利用した食品開発が期待されていることも明らかになりました。更に、食べやすく改良されていて、なおかつ廃棄物を最小限にとどめる環境に配慮したパッケージも宇宙食に求められる要件です。

味に関しては、専門家の方から科学調味料をなるべく使わないで素材の持ち味を生かした“ほっとする味”の宇宙食の開発をめざしてほしいとアドバイスを頂きました。



LiS:

既存の食品で、宇宙に転用できる可能性のあるものもまとめていらっしゃいましたが、比較的よく我々の食卓に並ぶもので、どのようなものがありましたか?また、実際に宇宙食として宇宙飛行士が持っていったものはありますか?


大貫さん: レトルトカレー、インスタント味噌汁やお吸い物などは宇宙で食べた実績があり、それらは各国の宇宙飛行士にも人気があったということです。次のスペースシャトルミッションで野口聡一宇宙飛行士の宇宙飛行が決定していますが、日本の企業が宇宙向けに開発したラーメンを持って行くことが発表されています。宇宙でラーメンを食べているところ、見てみたくて楽しみです。


LiS:

宇宙からの食事を通じて、日常の食生活の重要性をアピールできる「食育」の役割を担えることがわかった、ということをおっしゃっていますが具体的にはどういうことか教えていただけますか?

大貫さん: 最近、「食育」という言葉が、よく聞かれるようになってきましたが、「食育」とは私たちの健康を維持・増進するために健全で豊かな食生活を育て、食べ物をバランスよく摂取するための知識を身に付けることです。料理研究家の先生に宇宙食についてアドバイスをお願いした時、宇宙食を通して、宇宙から食の重要さや食文化をきちっと伝えることができるというお話を伺ってとても感銘を受けました。宇宙飛行士が宇宙から伝える理想の食のあり方はこどもたちの心にも強く響くと思います。
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