〜大貫美鈴さん(5)〜
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<まとめ>
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LiS:
「地上から宇宙へ」という視点で活動をされてきた上で、再度地上に目を向けたときに「衣食住」の"こういうところにフィードバック(活かすことが)できるんじゃないか"という新たな発見みたいなものはありましたか?
大貫さん:
宇宙における無重力空間は
長く寝たままの状況
(ベッドレスト)と同様であるため、特に宇宙における衣食の研究は、宇宙だけにしか通用しない特別なものではなく、私たちの生活の中でも
介護用の衣服
や食
に有益な情報を与えることができ、宇宙での研究は地上での介護分野の研究とインタラクティブな研究協力ができるのではないかということがわかりました。たとえば、長く寝たままの重度の患者はコミュニケーションが取れずに、快、不快を伝えることが困難である場合も多いのですが、宇宙飛行士は同様な環境における情報を的確に伝えることができます。
衣服に関しては、JAXAとの共同研究の最初の段階から日本女子大学
多屋淑子教授
に全面的にご協力頂いて進めて参りましたが、多屋教授は介護用衣服や特殊衣服の研究開発にも携わっていらっしゃいます。
LiS:
最後に、このホームページを見ている人々(宇宙を身近に感じていない人々を主な対象者)へのメッセージをお願いします。
大貫さん:
宇宙は選抜された宇宙飛行士が難しそうな実験をするところというイメージがあるのかもしれませんが、宇宙での生活ということを考えると、宇宙飛行士も私たちと変わらない生活を行っているわけで、とても身近で親近感が湧きます。ただ、そこは
完全に閉鎖された無重力環境
。地上とは違って不自由も多くあるのでしょうけど、無重力環境で楽しめることもたくさんあると思います。
以前、小型飛行機による弾道飛行で無重力体験をしたことがありますが、体が浮いている感覚はなんとも形容し
がたい不思議で気持ちのいいものでした。(水の抵抗があるスキューバダイビングとも違うものでした。)
宇宙はこんなに楽しいところなのだから、たとえ行けなくても、行けるつもりになって
宇宙でやりたいことを想像
して宇宙に夢を馳せて宇宙に遊ぶことは楽しいと思います。
私は宇宙の専門家ではありませんが、今は色彩心理学の見地から「宇宙での衣食住」をより豊かに、楽しく、機能的にしていくことができたらということに興味があり、そういうことを考えているとわくわくして興味が尽きません。生活の視点で宇宙を眺めると、どこを切り取ってもとても身近なので、たとえば「
宇宙で気分転換
(リフレッシュ)」「宇宙で
異文化コミュニケーション
」など、興味ある対象がこれからも次々と出てきそうです。
<インタビューおわり>:
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